ぶちノート

数学とか物理とか好き。ゆっくりやっています。

平行移動、伸縮と回転

仮定と結論

仮定

  • 指数法則  f(x+y)=f(x)f(y) を満たす
  •  x が実数ならば、 f(x) は実数
  • 実数のかけ算は伸縮
  • 平行移動  x+iy伸縮回転  r(\cos{\theta}+i\sin{\theta})

結論

  •  f(iy)回転

説明

複素数の指数関数  f(x+iy) を考える。
指数法則が成り立つことより  f(x+iy)=f(x)f(iy) となる。

 f(x) について

 x が実数なので、 f(x) は実数となる。
よって  f(x) は、複素平面を伸縮させる。

 x+iy について

複素数  x+iy は、複素平面を平行移動させる。
また  r(\cos{\theta}+i\sin{\theta}) とも考えられるので、複素平面を伸縮・回転させる。

 f(x+iy) について

平行移動伸縮・回転とも考えられるので、関数の値も同じになる。

 f(iy) について

 f(x+iy)伸縮回転 f(iy)伸縮と考えられるので、 f(iy)回転と考えられる。

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