ぶちノート

数学とか物理とか好き。ゆっくりやっています。

動画と読書

  • 数学を説明するブログを作ろうと思い立つ。読んだり見たりするだけでは、ある程度以上は身につかないだろうと思ったからだ。あとSNSで読んだファインマンの言葉の影響もある。できるだけ視覚中心にしたかったので、まずは絵から作りはじめる。とりあえず静止画。次に簡単なGIF動画。思った以上に時間がかかる。特に動画は大変だ。これは重労働だ・・・と思い、動画はほとんど断念する。では静止画かというと静止画だと今度はイメージが伝わりにくくなるように思う。なかなか難しいのだな。でも動画を作るのがどれだけ大変か、静止画はイメージが伝えにくい、ということが分かっただけでも勉強になった。

  • やっぱり気になって自分の好きな動画作成者のページに行ってみる。動画を作るために書いたコードがすべて公開されているので、内容は分からないけれど量やかかった期間などをみる。「この量・・・この時間・・・、もしかしてものすごいエネルギーが必要なんじゃないか・・・」と半ば自分を納得させる。さらに概要の説明で、以下のような文があった。

For 9/10 math animation needs, you'd probably be better off using a more well-maintained tool, like matplotlib, mathematica or even going a non-programatic route with something like After Effects.

「そうか・・・ふつうの人は既製品で十分なのか・・・」とまた自分を納得させる。

  • Amazonで「Love and Math」が割引されていたのでポチってしまった。読めるかなと心配していたけれど、夢中になって読んでしまった(まだ途中)。その中でこんな文章が心に残っている。

Don’t get me wrong: reading this book won’t by itself make you a mathematician. Nor am I advocating that everyone should become a mathematician. Think about it this way: learning a small number of chords will enable you to play quite a few songs on a guitar. It won’t make you the world’s best guitar player, but it will enrich your life. In this book I will show you the chords of modern math, which have been hidden from you. And I promise that this will enrich your life.

長いけど、要は「ちょっとかじっただけで数学者になれる訳じゃないけど、人生を豊かにはしてくれる」という感じだと思う。しかもギターを比喩にしている。かっこいい・・・。でも言っていることも納得できるし、学んでいくことに対して前向きな気持ちになれる言葉だ。

できたらここまで読んできたので、各章ごとに取り上げられていた話題を簡単にまとめておきたい。それは後日やろうと思う。この前書きだけでなく、もちろん内容もおもしろい。